記事一覧に戻る

解雇された無名エンジニアが「失敗をXに垂れ流すだけ」で半年でMRR350万円。X投稿を売上に変える導線設計の全戦略

7 min read2026年4月3日
解雇された無名エンジニアが「失敗をXに垂れ流すだけ」で半年でMRR350万円。X投稿を売上に変える導線設計の全戦略

ビジネス概要

事業タイプ

SaaS

フェーズ

拡大期

規模感

公開から6か月でMRR 約350万円($23,000)

概要

Xの投稿を仕事獲得につなげる流れを、再現できる手順と道具にして提供するSaaS。

ターゲット

X経由で案件獲得したい個人開発者・フリーランスの本人

主な打ち手

自分のX投稿から受託案件が生まれていた流れを分解し、再現可能な仕組みにしてプロダクト化した。

30秒で分かる

1解雇後の開発者がMRR約350万円。

SaaS「SuperX」

初日MRR約15万円→半年で約350万円

2失敗5回が出発点だった。

2年半でプロダクト5つ

5つとも失敗で売上ゼロ

受託開発も始めた

3仕事はX投稿から来ていた。

作業や失敗をXに投稿し続けた

読者が増え、反応で修正できた

依頼が投稿経由で入った

4バズで収益の型が見えた。

失敗まとめが20万回表示

翌日「代理店を始める」と宣言

約45万円規模の顧客を獲得

5投稿の流れを道具にした。

ネタ探し

読みやすい形

届く確率を上げる考え方

この手順をX向けに絞って整えた。

6本質は「配信経路」だった。

すでに動いていたX投稿の入口に、SaaSを乗せた。


ストーリーの流れ

Problem

解雇をきっかけに独力でプロダクトを作る道へ切り替えた。

  • 会社員を続けるより自分の力で何かを作る決心が固まった。
Problem

2年半で5つのオンラインプロダクトを作るも全て失敗し売上合計はゼロだった。

売上の合計はゼロプロダクト失敗の結果
  • 厳しい期間が続きお金の不安も膨らんだ。
Action

失敗の最中も作っているものや試していることをXに投稿し続けた。

  • うまくいかなかった理由も小さな前進もそのまま書き続けた。
  • 時間が経つにつれて読者が増え反応を見ながら考えを修正できるようになった。
Insight

仕事のチャンスや有料の依頼がなぜかXの投稿から来ていると気づいた。

  • 受託開発を始めた流れの中で思いがけず事実として掴んだ。
Growth

失敗をまとめた投稿が20万回表示されるほど拡散して転機になった。

  • コメント欄で「開発の代理店をやったらどう?」と提案された。
Monetize

翌日に代理店開始を宣言しバズ投稿をきっかけに約45万円規模の顧客を獲得した。

約45万円規模($3,000)代理店の初期受注
  • その後もX経由で仕事の依頼が入り続けた。
Insight

Xの投稿が日記でも宣伝でもなく仕事と顧客を呼び込む入口だと見えた。

  • 偶然の運で片付けず構造として捉え直した。
Action

投稿が読まれ広まり仕事につながる流れを再現できる道具と手順に落とし込んだ。

  • 投稿のネタを見つける方法と読まれやすい形に整える方法を組み込んだ。
  • 多くの人に届く確率を上げる考え方も含めた。
  • SNS全般ではなくXに絞る方針を置いた。
Insight

自分のための道具が同じ悩みを持つ人に向けたプロダクトとして売れる可能性を帯びた。

  • 運ではなく構造でXでの成長を実現する狙いを定めた。
Team

ティボ・ルイ=リュカと組み2人でSuperXを開発した。

2人共同開発体制
  • SuperXはハラム1人で作ったわけではなかった。
Monetize

2025年7月にSuperXを公開し初日でMRRが約15万円($1,000)に達した。

2025年7月公開時期
MRRが約15万円($1,000)初日MRR
  • 受託が生まれていたX投稿の流れの上にSaaSを乗せた。
Growth

公開後も成長過程をX投稿で継続的に共有し外部サイトに節目として紹介された。

  • 公開しながら伸びていった動きが可視化された。
Growth

2025年10月20日にMRRが約160万円($10,500)に達したと報告された。

MRRが約160万円($10,500)4か月時点のMRR
  • MRRが約150万円($10,000)を超えた節目として扱われた。
  • 公開からおよそ4か月での到達とされた。
Scale

公開から6か月でMRRが約350万円($23,000)に達したと紹介された。

MRR:約350万円($23,000)6か月時点のMRR
公開から6か月到達期間
  • 2026年2月初めに掲載されたプロフィール記事で数字が示された。
Scale

月額約6,000円($39)で約650人が利用する形に拡大した。

約650人有料利用者
  • 本人がMRR 23,000ドルと約650人を公表している点が確実だとされた。
Growth

毎月20〜25%のペースで成長していたという。

毎月20〜25%月次成長率
  • プロフィール記事で語られた数字の一つとして示された。
Insight

中心は開発力の覚醒ではなく既に機能していた配信経路を見つけ直した点にあった。

  • 5回の失敗の後にX投稿とそこから生まれる問い合わせというレバーを掴んだ。
Monetize

受託で食いつなぐ段階から継続課金の収益モデルへ移行した。

  • 世界を旅しながらSuperXを運営しているとも語られている。

初日で月間継続売上(MRR)が約15万円($1,000)。そこから半年で約350万円($23,000)まで伸びたSaaSがある。

ただ、その裏側は「最初から勝てるアイデアを引き当てた」話ではない。解雇を経験し、2年半で5つのプロダクトを作り、5つとも失敗。売上の合計はゼロだった。

それでも途切れなかったのが、Xへの投稿だった。なぜ投稿から仕事が生まれるのか。その構造を分解し、再現できる形にした先に生まれたのがSuperXだ。

失敗から生まれたSaaS、SuperX

ロブ・ハラムは、最初から当たりのアイデアを引き当てた起業家ではない。むしろ逆だ。会社を解雇され、その後2年半でオンラインプロダクトを5つ作ったが、すべて失敗。売上の合計はゼロだった。

お金の不安が膨らみ、受託開発の仕事も始めた。そこで、思いがけない事実に気づく。

仕事のチャンスも有料の依頼も、なぜかXの投稿から来ていたのだ。

ハラムは、それを「たまたま運がよかった」で終わらせなかった。なぜ投稿から仕事が生まれるのかを分解し、再現できる形に落とし込み、最終的にはプロダクトへと変えた。

こうして生まれたのが、SaaSのSuperXだ。

SuperXは2025年7月に公開。初日からMRRが約15万円($1,000)に達し、2026年初めにはMRRが約350万円($23,000)まで伸びた。月額約6,000円($39)で約650人が利用し、毎月20〜25%のペースで成長していたという。

普通の道から始まり、解雇で道が変わった

ハラムのスタートは、ごく一般的なキャリアだった。大学でコンピュータサイエンスを専攻し、ソフトウェアエンジニアとして就職する。

ところが、最初の職場で解雇された。

ただ、ハラムにとってそれは「終わり」ではなかった。会社員の道を続けるより、自分の力で何かを作る方向へ進む決心が固まった。

2年半で5回作って、5回とも失敗

そこからの2年半は厳しかった。オンラインプロダクトを5つ作ったが、どれもうまくいかない。売上はゼロのままだった。

それでも、1つだけやめなかったことがある。作っているものや試していることを、Xに投稿し続けたことだ。

うまくいかなかった理由も、小さな前進も、そのまま書き続けた。すぐにお金にはならなかったが、時間が経つにつれて少しずつ読者が増え、反応を見ながら考えを修正できるようになっていった。

バズがきっかけで、最初の収益が生まれた

転機は、ある投稿が一気に広まったときだった。

「何がすべてダメだったのか」をまとめた投稿が、20万回も表示されるほど拡散した。

重要なのは、数字の大きさだけではない。コメント欄で誰かがこう言った。

「開発の代理店をやったらどう?」

ハラムは迷わなかった。翌日、代理店を始めると宣言すると、そのバズ投稿をきっかけに約45万円規模($3,000)の顧客を獲得。その後もX経由で仕事の依頼が入り続けた。

ここで、はっきりしたパターンが見えてくる。

Xの投稿は、日記でも宣伝でもなく、仕事と顧客を呼び込む入口になっていた。

「たまたま」をやめて、再現できる仕組みに変えた

受託開発で生活を支えながら、ハラムは別の作業も進めた。

自分の投稿が読まれ、広まり、仕事につながる流れを、毎回のひらめきに頼らず再現できるようにしたかったのだ。

そこで、投稿を作る流れを道具と手順に落とし込んでいく。

  • 投稿のネタを見つける方法
  • 読まれやすい形に整える方法
  • 多くの人に届く確率を上げる考え方

この「自分のための道具」が、あるとき別の意味を持ち始める。

同じ悩みを持つ人は他にもいる。なら、この仕組みはプロダクトとして売れるかもしれない。

狙いは「SNS全般の伸ばし方」ではなく、Xに絞ること。Xでの成長を、運ではなく構造で実現することだった。

共同開発でSuperXを公開

SuperXはハラム1人で作ったわけではない。ティボ・ルイ=リュカと組み、2人で開発した。

2025年7月に公開すると、初日でMRRが約15万円($1,000)に到達した。

このスタートは、プロダクトだけが優れていたからではない。ハラムはすでに、Xの投稿から受託の仕事が生まれることを自ら証明していた。その流れの上にSaaSを乗せた。何もない場所に投げ込んだのではなく、すでに流れがある場所に置いたのだ。

公開しながら伸びていった

SuperXの成長は、ハラム自身のX投稿でも継続的に共有された。外部サイトが投稿をまとめ、売上の節目として紹介した例もある。

大きな節目の1つが2025年10月20日。MRRが約150万円($10,000)を超え、約160万円($10,500)に達したと報告された。公開からおよそ4か月での到達だ。

半年でMRR 23,000ドルへ

2026年2月初めに掲載されたプロフィール記事では、公開から6か月でMRRが約350万円($23,000)に達したと紹介された。そこで語られた数字はこうだ。

  • MRR:約350万円($23,000)
  • 有料利用者:約650人
  • 料金:月額約6,000円($39)
  • 月ごとの成長率:約20〜25%

単純計算では650人×月額約6,000円($39)で約390万円($25,000)になるが、公表値の約350万円($23,000)との差は、割引・解約・年払いの扱いなどで生じうる。確実に言えるのは、本人がMRR 23,000ドルと約650人を公表しているという点だ。

この話の中心は「開発力」より「配信経路」

このストーリーは、「急にエンジニアとして覚醒して成功した」という話ではない。

5回の失敗の後、ハラムが見つけたのは、すでに動いていたレバーだった。Xでの投稿であり、そこから生まれる問い合わせだった。

流れをまとめるとこうなる。

  • プロダクトを作ったが売れなかった
  • それでも作る過程をXで投稿し続け、読者が増えた
  • バズ投稿から受託の仕事が生まれ、収益が出た
  • 投稿が顧客獲得の入口だと気づいた
  • 投稿を再現できる仕組みにする道具を作った
  • その道具がSuperXになった

SuperXは「Xを伸ばすツール」でもあるが、それ以上に「すでに結果が出ていた経路を中心に組み立て直したビジネス」だった。

一夜の成功に見えて、積み上げの上にある

2026年初めの時点で、ハラムは世界を旅しながらSuperXを運営しているとも語られている。受託で食いつなぐ段階から、継続課金の収益モデルへと移行した。

初日でMRR約15万円($1,000)、半年でMRR約350万円($23,000)。数字だけ見ると派手だ。

しかしその前に、2年半にわたって失敗を公開し続けた時間がある。表では「急に成功した」ように見えても、実際は積み上げが先にあった。

ハラムの強さは、失敗しても作り続けたことだけではない。すでに機能していたものを見つけ、それを中心にビジネスを組み直したことにある。

情報の出どころ

MRR 23,000ドル、有料利用者約650人、月額39ドル、公開時期が2025年7月、5回の失敗と売上ゼロという話は、2026年2月初めに掲載されたプロフィール記事に基づく。2025年10月のMRR 10,500ドルという節目は、X投稿を集めた外部サイトのまとめに基づく。外部サイト側は正確性を保証しないとしているが、全体の成長の流れとは大きく矛盾しない。