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断られるのが怖かった少年が「欲しい」と言い続けて、1週間で約870万円→約1億4,500万円超で売却するまで

7 min read2026年6月12日
断られるのが怖かった少年が「欲しい」と言い続けて、1週間で約870万円→約1億4,500万円超で売却するまで

ビジネス概要

事業タイプ

SaaS

フェーズ

売却後(2つ目の事業を運営中)

どんな事業?

最初の事業は、見出し文の型200個をベースに文章を自動生成するAIツールを買い切りに近い形で提供。売却後の2つ目の事業は、写真館で撮ったような自然なプロフィール写真をAIで生成するサービスを、SNS利用者やビジネスパーソン向けに提供している。

💰 いくら儲かった?

最初の文章生成ツールは1週間で約870万円($60,000)を売り上げ、8週間で構築後に約1億4,500万円超($1,000,000超)で売却。2つ目のAIプロフィール写真サービスは公開から短期間で約145万円以上($10,000以上)を売り上げた。

💡 成功の気づき × 打ち手
1
気づき

見出し文の型を200個まとめた資料が売れたことで、テンプレートを手動で選ぶだけでなく自動で文章を生成する仕組みにすれば価値が跳ね上がると気づいた。さらに新しい文章生成AIの技術が出た際、一般公開を待たず運営側に直接連絡して早期アクセスを得た。

打ち手

型ベースの見出し生成ツールを作り1週間で約870万円を売り上げた後、サービスの中核を新しいAI技術に切り替えて話題を拡大し、約1億4,500万円超での売却につなげた。

2
気づき

AIプロフィール写真サービスを公開したところ、スマホアプリの競合が有名人起用やアプリストアの発見性で強く、「広く浅く」では削られると気づいた。一方、SNSから来た人の申し込み率が高い領域として「撮影したように自然な顔写真」に需要が集中していた。

打ち手

自然な顔写真生成に特化し、公開技術を土台に独自の学習の仕組みを構築してSNSで発表。1週間で大きな売り上げに達し、その後も人気が落ちていない。

3
気づき

全部を一人で抱え込んだ結果、ひどく疲れ切って3か月休むことになり、事業ごと止まるリスクを体験した。

打ち手

仲間を雇い、休んでも仕事が止まりにくい仕組みに変えた。働いた時間に比例する収益構造から、自分が手を離しても事業が回る形へ移行した。

1週間で約870万円($60,000)。そして約1億4,500万円超($1,000,000超)での売却。

短い期間で2度、大きな結果を出したダニー・ポストマの原点にあるのは、特別な才能というより「欲しいなら口に出す」というシンプルな行動だった。

断られるのが怖くて最初から引いてしまう——そんな経験があるなら、彼がどのようにチャンスをつかんだのかを知ることで、考え方が変わるかもしれない。

ダニー・ポストマは「欲しい」と言うのをやめなかった

欲しいものがあっても、口に出すのが怖いときがある。断られるのが嫌で、最初からあきらめてしまう。

でもダニー・ポストマは逆だった。欲しいなら聞く。必要なら頼む。返事がノーでも、次の手を考える。

その積み重ねが、短い期間で2回の大きな成功につながった。8週間でAI関連のサービスを作り、のちに約1億4,500万円超($1,000,000超)で売却。さらに2年後、AIで写真を生成するサービスを公開し、2週間で約145万円以上($10,000以上)を売り上げた。

ただの運ではない。子どものころからの選び方と動き方が、その結果を作っていた。

ゲームに使っていた時間が、ものづくりの時間に変わった

ダニーは子どものころ、ゲーム機が欲しくて父に何度も頼んだ。1年ほど言い続け、誕生日にようやく手に入れた。

そこからはゲーム漬けの日々。携帯ゲーム機でも、パソコンでも同じだった。

ある日、父が一冊の本を渡した。ウェブページの作り方の本だった。

メッセージは明快だった。パソコンにそれだけ時間を使うなら、遊ぶだけじゃなく何か作れ。

ダニーは試しにページを作り始めたところ、ゲームと同じくらい面白いと感じた。夜遅くまで手を動かし、学校では味わえなかった達成感を知った。

15歳で初仕事をつかみ、報酬を自分で決めにいった

学校は好きではなかった。興味がないことは続かない。代わりに、家でネットを見て気になることを調べる時間が楽しかった。

15歳のとき、母が自分の会社で「息子はウェブページが作れる」と話をつけてきた。ダニーはその仕事を引き受け、こう頼んだ。新しいノートパソコン代の半分を出してほしい、と。

作業は簡単ではなく、何百時間もコードを打ち続けた。それでも、最後にノートパソコンを手に入れたとき、努力が形になる感覚をつかんだ。

「作って売る」を覚えたら、アルバイトより速かった

16歳になると、ダニーは自分で作ったウェブサイトを売り始めた。当時すでにネット上では、数百ドルで売買されるサイトがあった。

ダニーは「売れやすい分野」を探し、とにかく形にして出した。急いで作ったサイトは€125(約2万円)で売れた。

同じ時間をスーパーのバイトに使うより、ずっといい。ネットで何かを作ればお金になる。しかも結果が早い。ここで手応えがはっきりした。

見た目よりも「申し込みが増える形」を学んだ

その後も学び続け、2011年に卒業。大学では情報発信、デザイン、使いやすさについて学んだ。

大学に入ってから、勉強の見え方が変わった。仕事につながる道が見えたからだ。

特に大きかったのはインターンの経験だった。ページの見た目を整えるだけでなく、「見た人が申し込みや購入をしやすくなるか」を考える役割も担った。

そこで気づいた。デザインはきれいにするだけではない。結果が出る形を作ることが本質だ。

この考え方を持ってから仕事が増えた。大学時代、電子書籍を売る紹介ページを作る仕事をし、時給約2,900円($20)をもらっていた。

ある日、ダニーは思い切って時給約1万1,000円($75)を要求した。友人は止めたが、そのページは実際によく売れていた。

相手の返事はこうだった。「高いけど、それでやろう」

ここでもダニーは学んだ。言わなければ何も変わらない。

バリ島で「作る人たちの空気」に染まった

2015年に大学を終えるころ、ダニーにはいくつもの強みがそろっていた。ウェブ制作、デザイン、文章、そして小さな商売の経験。

次に必要なのは、それらを一つの挑戦に集める場所だった。その舞台がバリ島だった。

2016年、オランダで1年働いたあとアジアを旅し始めた。最初は1か月の休みのつもりだったのに、気づけば10か月になっていた。

旅の中で、内気だった自分が変わっていくのを感じたという。動けば、何かが返ってくる。そういう感覚だ。

バリ島には、ネットでサービスを作る人たちが集まる場所があった。週に一度集まり、作っているものを見せ合い、意見をぶつけ合う。

観光客が減った時期でも、残った少人数の作り手たちは次々と新しいサービスを出した。のちに有名になる人も出てくる。ダニーもその流れの中で、後の大ヒットにつながる力を育てていった。

外出できない時代に、文章ツールが一気に伸びた

最初の大きな成功は2020年、外出が制限されていた時期に生まれた。

始まりは小さかった。「見出し文の型を200個集めた資料」だった。

そこからダニーは一歩進める。型に合わせて見出し文を自動で作り変えるツールにし、さらに買い切りに近い形で長く使えるプランを用意した。

すると1週間で約870万円($60,000)を売り上げた。

注目が集まり、次に何をするかが問題になった。そんなとき、新しい文章生成AIの技術が出てきたと耳にした。

多くの人が一般公開を待つ中で、ダニーは運営側に直接連絡した。早めに使わせてほしい、と頼んだ。

許可が出た。

ダニーはサービスの中心をそのAIに切り替え、話題はさらに大きくなった。そして2021年2月、約1億4,500万円超(約$1,000,000超)で買いたいという申し出が来て、売却した。

バリ島に来てから4年ほどで、「いつか成功したい人」から「成功した起業家」へ変わった。

売却のあと、楽しい生活が少しずつ退屈に変わった

売却後の2021年、ダニーは気楽に過ごした。小さな試みをいくつかやり、結婚し、バリ島で家を買い、妻と暮らし始めた。

楽しい。でも、だんだん物足りなくなる。

そのころ気になっていたのが、AIで絵を作るツールが広がっているのに、実用的な使い道がまだ弱いことだった。たとえばSNSのプロフィール写真。みんな必要としているのに、決定版がない。

プロフィール写真をAIで作る波に飛び込んだ

2022年、ダニーはプロフィール写真を作るサービスに取りかかった。土台にしたのは、当時新しく公開されたばかりの技術だった。

同じころ、友人も似たことを考えていた。2人は同時に作り始め、助け合いながら進めた。

どちらも短時間で形にし、SNSで話題になった。公開から短い期間で約145万円以上(約$10,000以上)を売り上げた。

ただ現実は甘くない。スマホで簡単に使える競合アプリが強かった。有名人に使ってもらう宣伝がうまく、アプリストアで見つけやすく、入れやすい。

このまま「広く浅く」で戦うと削られる。2人はそう気づいた。

勝つために「自然な顔写真」だけに絞った

ダニーが選んだ方向は、撮影したみたいに自然な顔写真を作ることだった。写真撮影にも詳しく、撮影の未来について強い考えを持っていた。

高いお金を払って写真館で撮る時代は、いずれ終わるかもしれない。オンラインで済めば、お金も手間も減る。

ダニーは公開されている技術を土台に独自の学習の仕組みを作り、SNSで発表した。

また一気に広がった。1週間で大きな売り上げに達し、その後も人気は落ちていないという。

ダニーが注目していたのは、SNSから来た人がどれくらい申し込むかという数字だった。その数字が高ければ、それだけ欲しい人が多いということ。ここなら勝てると確信した。

一人で抱え込むと、事業ごと止まる

全部を一人でやるのが正しいと考える作り手もいる。しかし、ダニーは違う。早い段階でチーム作りに慣れるべきだと言う。

実際、ダニーは一度ひどく疲れ切って、3か月休むことになった。そこで仲間を雇い、全部を自分で抱えない形に変えた。

すると気持ちが軽くなり、自由が増えた。

さらに、手がかからず回る仕組みを作ることも重視している。休んでも仕事が止まりにくい形だ。

働いた時間だけお金が増える状態から抜け出す。休んでいる間も事業が動く。この感覚は大きい。

最後に残ったのは、シンプルな行動だった

ダニーのやり方は派手に見える。でも芯は単純だ。

ここまでしか無理、と決めつけない。もっと望む。もっと聞く。早めに動く。

欲しいなら、まず口に出す。そうしない限り、チャンスは始まらない。


3層インサイト

ダニー・ポストマは8週間でAI関連のサービスを作り、後に約1億4,500万円超($1,000,000超)で売却した。
ダニー・ポストマは2020年に「見出し文の型を200個集めた資料」を起点に、見出し文を自動生成するツールと長く使えるプランを用意し、1週間で約870万円($60,000)を売り上げた。
新しい文章生成AI技術が出たと聞き、一般公開を待つ人が多い中で運営側に直接連絡して早期利用を依頼し、許可を得てサービスの中心をそのAIに切り替えた。
2021年2月に約1億4,500万円超(約$1,000,000超)で買いたいという申し出が来て、サービスを売却した。
子どものころゲーム機が欲しくて父に1年ほど頼み続け、誕生日に手に入れた。

小さな素材や手作業の成果も、機能として提供する形に変えることで、短期間で売上を大きく伸ばせる。

根拠

-ダニー・ポストマは2020年に「見出し文の型を200個集めた資料」を起点に、見出し文を自動生成するツールと長く使えるプランを用意し、1週間で約870万円($60,000)を売り上げた。

新しい技術や発信の場は、公開を待つより先に運営側に直接交渉してアクセスを得ることで、他より早く動ける。

根拠

-新しい文章生成AI技術が出たと聞き、一般公開を待つ人が多い中で運営側に直接連絡して早期利用を依頼し、許可を得てサービスの中心をそのAIに切り替えた。

-2021年2月に約1億4,500万円超(約$1,000,000超)で買いたいという申し出が来て、サービスを売却した。

報酬や条件は、成果の根拠を持って明確に要求することで上がる余地が生まれる。

根拠

-15歳のとき母が自分の会社でウェブ制作の仕事を取り付け、ダニーは引き受けて新しいノートパソコン代の半分を出してほしいと依頼し、何百時間もコードを書いて完了した。

-大学時代に電子書籍を売る紹介ページを作る仕事で時給約2,900円($20)を得ていたが、時給約1万1,000円($75)を要求し、相手は「高いけど、それでやろう」と受け入れた。

市場で強い競合がいる場合は、広く浅く競うのではなく、勝てる一点に絞る判断が必要になる。

根拠

-2022年にプロフィール写真を作るサービスを公開し短い期間で約145万円以上(約$10,000以上)を売り上げたが、スマホで簡単に使える競合アプリが強く、このまま「広く浅く」で戦うと削られると2人は気づいた。

-ダニーが選んだ方向は、撮影したみたいに自然な顔写真を作ることだった。

-ダニーが注目していたのは、SNSから来た人がどれくらい申し込むかという数字だった。

一人で全部抱える運営は、自分が動けなくなると事業ごと止まるリスクがある。仲間を雇って役割を分けることで、そのリスクを下げられる。

根拠

-一度ひどく疲れ切って3か月休み、その後に仲間を雇って全てを自分で抱えない形に変え、休んでも仕事が止まりにくい仕組み作りを重視した。

小さなコンテンツや手作業の成果はあるが、売上が伸びない・単発で終わる。

1既存の素材(例: テンプレ集、ノウハウ集)を、「何かを入れると何かが出てくる」機能(自動生成・診断・変換など)に作り直して提供する。
2単発販売だけでなく、長期利用しやすい提供形態(継続利用プラン、更新・追加提供など)を併設する。
3リリース後は短い期間(例: 1週間)で売上などの結果を計測し、次の改善対象を決める。

新技術・新プラットフォームの活用で先行したいが、公開待ちや情報待ちで出遅れやすい。

1技術提供者や運営者に直接連絡し、早期利用や限定アクセスの条件を具体的に依頼する。
2アクセスできたら、既存プロダクトの中核機能を置き換える計画を用意し、短期間で切り替える。
3切り替え後の反応(話題化、申込み増加など)を観測し、次の打ち手を決める。

価格交渉や報酬交渉ができず、条件が据え置きになっている。

1自分の成果が示せる指標(売上、申込み、反応など)を整理し、交渉材料として提示できる形にする。
2希望条件を具体的な数値で提示し、相手の判断を引き出す(曖昧な希望で終わらせない)。
3断られた場合の代替案(範囲縮小、成果連動、別プラン提示など)を事前に用意して再提案する。

競合が強く、同じ土俵で戦うと消耗戦になっている。

1どこから来た人が申し込みやすいかを経路ごとに測り、「勝てる切り口」を特定する。
2提供価値を一点に絞り、競合が強い領域(例: 利便性・配布面)ではなく差別化可能な領域(例: 品質・用途特化)へ寄せる。
3運営が属人化している場合は、作業を分解して外部化・役割分担し、休んでも止まりにくい運用に切り替える。