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5回の失敗をしてもめげずに毎日投稿を続けて半年で月約350万円を稼いだ話

7 min read2026年2月7日
5回の失敗をしてもめげずに毎日投稿を続けて半年で月約350万円を稼いだ話

ビジネス概要

事業タイプ

SaaS

フェーズ

成長期

規模感

半年で月約350万円($23,000)MRR

概要

Xで伸びる投稿の共通点を集めて分解し、再現できる型に落とし込んで投稿づくりを仕組み化するツール。

ターゲット

個人でオンラインコンテンツを発信し収益化を目指す個人開発者

主な打ち手

広告に頼らず、動画を含む投稿を「バズ投稿→分解→同じ型で作成」の反復で仕組み化して成長エンジンにした

ストーリーの流れ

Problem

解雇をきっかけに会社員の道を離れ、自分で稼ぐ必要に迫られた。

  • ソフトウェアエンジニアとしての「よくある進路」から外れる決断だった。
Problem

プロダクトを作り続けても売れず、5回連続で失敗して収益は合計0のままだった。

収益は合計0売上未発生
  • 約2年半にわたりオンラインでプロダクトを作り続けた。
  • 焦りと不安が積み上がっていった。
Action

売れない状況でも作業過程と失敗をXに投稿し続けた。

  • 少しの前進も含めて公開し続けた。
Insight

失敗をまとめた投稿が拡散し、コンテンツが集客そのものになっていると気づいた。

  • 投稿は約20万回見られた。
  • コメントを受けて翌日に開発エージェンシーの立ち上げを宣言した。
Monetize

X投稿を起点に開発エージェンシーの依頼が決まり、収入が安定した。

約45万円($3,000)の依頼初期受注
  • 同じ投稿から約45万円($3,000)の依頼が決まった。
  • その後もX経由で問い合わせが入り続けた。
Insight

投稿が伸びるとDMが増える一方で再現できず、伸びる投稿の型を分解する必要があると見えた。

  • 依頼はすべてXから自然に入ってきていた。
  • 伸びる投稿と伸びない投稿の違いがわからなかった。
Action

伸びている投稿を集めて共通点を抽出し、自分の投稿に落とし込むツール作りを始めた。

  • 狙う分野で伸びている投稿を集めて分析した。
  • この取り組みが後にSuperXにつながった。
Team

共同創業者となるティボと組み、SuperXを拡張機能から本格的なWebアプリへ育てる方針を固めた。

  • ティボは別の開発者からSuperXというChrome拡張機能を買い取り運営していた。
  • ティボにはX成長領域の発信者としての土台があり、同じ方向を向いて作り込む相手が必要だった。
Action

ロブがほぼすべてを一から作り直し、拡張機能からプロダクト全体を再構築した。

  • 分析基盤、投稿の埋め込みと検索、ログイン、同期、決済移行まで範囲が広かった。
Problem

公開までの最初の7か月は入院やXのAPI変更で障害が続き、運用は過酷だった。

  • 旅先で食中毒により入院し、その後は強いストレスが原因の首のけいれんでも入院した。
  • XのAPI変更で機能が壊れることが何度も起きた。
  • 朝起きると「サービスが落ちている」という連絡が大量に届く日もあった。
Growth

開発と発信を続けたことで公開時点ですでに見込み客が集まっていた。

  • 厳しい状況でも継続したことが公開時の立ち上がりにつながった。
Monetize

SuperXを2025年7月に公開し、初日に月約15万円($1,000)MRRに到達した。

2025年7月公開時期
月約15万円($1,000)MRR公開初日MRR
  • 公開初日は24時間でMRRを積み上げた。
Growth

半年後に月約350万円($23,000)MRRへ伸び、月39ドルで約650人が支払う状態まで成長した。

月約350万円($23,000)MRR半年後MRR
約650人が支払う有料顧客数
  • 月の成長率はおよそ20〜25%とされる。
Scale

成長のほとんどをオーガニック流入で作り、コンテンツを成長エンジンとして回した。

  • 「バズる投稿を何度も作る」ことで登録が増えた。
  • 投稿は意図を持って組み立てる運用を繰り返した。
Monetize

7日間の無料トライアルから約30%が有料に移行した。

約30%無料→有料転換率
  • 投稿が伸びるたびに登録が増える流れの中で、転換が発生した。
Action

投稿作りを仕組み化し、すでに反応が出ている題材と型をベースに組み立てる形へ変えた。

  • SuperXで分野内のバズ投稿を探し、なぜ伸びたかを分解して同じ型を使った。
  • 勘で投稿内容を決めるやり方をやめた。
Growth

テキスト投稿から動画へ切り替え、到達数が約10倍になった。

  • Xが動画を強く推している流れに合わせた。
  • デモ動画、Vlog、画面録画に顔出しを組み合わせた形式が特に強かった。
Scale

広告費を抑えつつ獲得の大半を自然流入でまかない、ユーザーの約95%がオーガニックだった。

ユーザーの約95%はオーガニック流入オーガニック比率
  • 広告費は合計で約75万円程度($5,000程度)だった。
Growth

最初の日から配信・集客を最優先し、毎日投稿を続けてフォロワーを900人から4万人へ伸ばした。

フォロワーは900人から4万人へフォロワー増加
  • 「月1万ドルMRRに到達するまで、毎日動画を投稿する」という目標を置いた。
  • 投稿を止めるとアルゴリズムにも人にも忘れられるという前提で継続した。
Insight

苦しい状況も含めて公開することでやり切る圧力が生まれ、継続の支えになった。

  • 入院や障害が続く中でもやめようと思った瞬間があったという。
  • 大勢に向けて状況を公開すると継続の圧力になると捉えた。
Monetize

次の目標として月10万ドルMRRを掲げ、できるだけ早く達成したいとしている。

月10万ドルMRR次の収益目標
  • その先はSuperXだけに限らず、動画制作やVlog、別の創作にも広げたい考えがある。
  • まず収益目標を達成して活動の選択肢を増やす方針である。

解雇をきっかけに、ロブ・ハラムは「自分で稼ぐ」道を選んだ。

けれど現実は厳しい。プロダクトを作っても作っても売れず、5回連続で失敗。収益は合計0のまま。焦りと不安だけが積み上がっていった。

それでもXへの投稿だけは続けた。すると、ある投稿が広まり、そこから仕事が生まれる。やがて気づく。「投稿は運ではなく、再現できるかもしれない」。その発見が、公開初日に月約15万円($1,000)MRR、半年で月約350万円($23,000)MRRへつながっていく。

5回の失敗から始まった

ロブ・ハラムは、学校で学び、大学でコンピュータサイエンスを専攻し、ソフトウェアエンジニアとして働くという「よくある進路」を歩んでいた。その後、最初の職場で解雇され、会社員として働く道から離れることを決めた。

そこから約2年半、オンラインでプロダクトを作り続けた。5つ作って5回とも失敗し、収益は合計で0だった。それでも、作業中のことや失敗、少しの前進をXに投稿し続けた。

ある日、失敗の内容をまとめた投稿が大きく広まり、約20万回見られた。コメントで「開発代行の会社をやるとよい」と提案され、翌日に開発エージェンシーの立ち上げを宣言した。同じ投稿から約45万円($3,000)の依頼が決まり、その後もX経由で問い合わせが入り続けた。

このとき「コンテンツが集客そのものになっている」と気づいた。Xで反応が取れる投稿の作り方を、再現できる形にするためのツール作りが始まり、それが後にSuperXになった。

SuperXは2025年7月に公開され、初日に月間継続売上約15万円($1,000)に到達した。半年後には月約350万円($23,000)MRRになり、月39ドルで約650人が支払う状態まで成長した。月の成長率はおよそ20〜25%とされる。

お金の不安と、パターン発見

5回の失敗の後、ロブはお金の不安が強くなっていた。生活に余裕がない状態は、考え方や判断にも大きく影響する。

開発エージェンシーで収入は安定したが、同時に重要な事実が見えてきた。依頼はすべてXから自然に入ってきていた。投稿が伸びるとDMが増える。しかし、それを狙って起こせず、伸びる投稿と伸びない投稿の違いがわからなかった。

そこで、何が当たっているのかを分解し、再現できるようにするためのツールを作り始めた。狙う分野で伸びている投稿を集め、共通点を見つけ、自分の投稿へ落とし込む。こうした作業を進める中で、共同創業者となるティボと組むことになる。

パートナーと組み、作り直した

ロブが社内用ツールを作っていたころ、ティボとつながった。ティボは別の開発者からSuperXというChrome拡張機能を買い取り、運営していた。それは「伸びている投稿を見つける」ためのもので、ロブが解きたかった課題と一致していた。

ティボにはX成長領域の発信者としての土台があった一方、複数のプロダクトを同時に扱っており、同じ方向を向いて作り込む相手が必要だった。そこで2人は組み、拡張機能を本格的なWebアプリへ育てる方針になった。

ただし実際には、ロブはほぼすべてを一から作り直した。拡張機能、分析基盤、投稿の埋め込みと検索、ログイン、Webアプリと拡張機能の同期、決済の移行など、範囲は広かった。

公開までの最初の7か月は厳しかった。旅先で食中毒により入院し、その後は強いストレスが原因の首のけいれんでも入院した。さらにXのAPIが変更され、機能が壊れることが何度も起きた。朝起きると「サービスが落ちている」という連絡が大量に届く日もあった。それでも開発と発信を続けたことが、公開時にすでに見込み客が集まっていた理由の1つになった。

SuperXの技術構成

SuperXは、開発と運用で次のような技術やツールを使っている。

開発

  • Next.js
  • Node.js
  • Tailwind
  • SQLite
  • X API(最大のコストで、月約30万〜45万円($2,000〜$3,000)程度)
  • Claude Code(AIによる開発補助)

AI

  • OpenAI
  • Anthropic Claude API

事業運営

  • Stripe(決済)
  • PostHog(分析)
  • Framer(ランディングページ)
  • Screen Studio(デモ動画作成)

広告に頼らない成長

成長のほとんどはオーガニック、つまり自然流入によるものだった。公開初日に24時間で月約15万円($1,000)MRRを積み上げ、その後は「バズる投稿を何度も作る」ことで伸びた。投稿が伸びるたびに登録が増え、コンテンツが成長エンジンになった。

投稿は思いつきではなく、意図を持って組み立てる。ロブは次の流れを繰り返した。

  • 最初に、面白さや弱さの共有で注目を集める
  • 次に、学びやデモなど役立つ内容を出す
  • 次に、登録数や売上の結果を示し、取り組みの成果を伝える
  • これを繰り返す

7日間の無料トライアルに登録した人のうち、約30%が有料に移行したという。

ポイントは、投稿作りを仕組み化することだった。SuperXで分野内のバズ投稿を探し、なぜ伸びたかを分解し、同じ型を使って自分の投稿を作る。勘で投稿内容を決めるのではなく、すでに反応が出ている題材をベースに組み立てる形へ変えた。

動画の効果も大きかった。テキスト投稿から動画へ切り替えると、到達数が約10倍になったという。Xが動画を強く推している流れに合わせ、デモ動画、生活の様子のVlog、画面録画に顔出しを組み合わせた形式が特に強かった。

さらに、関係づくりも重視した。適当なお世辞の返信を量産するのではなく、同じ分野の人たちに実際に関心を持って交流した。初期ユーザーの一部は、こうした日々のやり取りから生まれた。

広告費は合計で約75万円程度($5,000程度)で、ユーザーの約95%はオーガニック流入だった。

最初から「届ける仕組み」を作る

もし最初からやり直すなら、最初の日から配信・集客を最優先にするという。最初の5つのプロダクトが失敗した理由は、存在を知ってもらえなかったことだった。

SuperXでは、プロダクト作りと同時に、発信で見てもらう土台も作った。目標も具体的だった。「月1万ドルMRRに到達するまで、毎日動画を投稿する」。単純だが、続ける人は少ない。気分で投稿し、伸びないと落ち込み、1週間消える。するとアルゴリズムにも人にも忘れられる。

継続は積み上がる。毎日出し続けたことで、フォロワーは900人から4万人へ増えた。何も起きない投稿もあるが、大きく伸びる投稿は、出し続けた人だけが引ける。

きつい時期も続けるための工夫

旅をしながら事業を回す生活は華やかに見えやすい。しかし、入院が重なり、サービスが壊れ続ける状況は厳しい。やめようと思った瞬間もあったという。

それでも続けられた理由として、苦しい状況も含めて発信していた点が挙げられる。大勢に向けて状況を公開すると、やると言ったことをやり切る圧力が生まれる。結果として、継続の支えになった。

自由のために作る

感情で動くのではなく、意図を持って選ぶ。何を最適化したいのかを決めることが大切だという。個人開発者が求めるものは「自由」であることが多く、その自由は収入によって支えられる。だから最初から収益を意識して設計する。

そのために、早い段階で需要を確かめる。作る前に「お金を払うか」を聞く。気まずさはあるが、うまくいかなければ返金できる。一方で、誰も欲しがらないものを何か月も作った時間は戻らない。

次の目標

次の目標は月10万ドルMRRで、できるだけ早く達成したいとしている。その先も、SuperXだけに限らず、動画制作やVlog、別の創作にも広げたい考えがある。

人生を「作る」「学ぶ」「愛する」の3つに分けて考える友人の話も紹介される。将来は3つすべてを大切にしたいが、そのためにもまず収益目標を達成し、活動の選択肢を増やす方針になっている。