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AIで考えすぎる癖を止めるための合図はこれだけでいい

X23時間前
AIで考えすぎる癖を止めるための合図はこれだけでいい

要約

AIは無限に付き合ってくれるせいで、検討が進んだ気になる一方、何も前に進まない。そこでシリコンバレーで広まる「Retardmaxxing」は、考えすぎを切って一手だけ動くを徹底する思想だ。やり方は単純で、チャットに「retardmaxx this」と打ち、①いまのループを名指しし、②やることを一つに絞り、③最悪の結果を小さく見積もって、会話を強制終了する。低リスクな意思決定ほど、AIの“停滞した水”を断ち切って動け。

マーク・アンドリーセンの新しい“ライフコーチ”は、葉巻を吸いながらポーチで語るYouTubeの男らしい。動画を100本以上見て、サム・アルトマンも反応し、チャマスも絶賛している。

その男が30分かけて言い続けるのは一つだけ。考えすぎるな、やれ。怖い結果なんてほとんど起きない。とにかく動け。彼はそれを「Retardmaxxing」と呼ぶ。

この思想が刺さるのは、AIで考えすぎが10倍になったからだ。昔は白紙を見つめて悩むか、友達に相談して「どれでもいいから決めろ」と言われて終わった。

でも今は、無限に付き合う共同作業者がいる。17回目の「でもさ…」にも同じ熱量で返し、飽きないし、止めないし、「もう十分」とも言わない。

しかも返答は箇条書きで整っていて、前に進んだ気になる。けれど現実は何も動かない。出してない、決めてない、送ってない。

ポーチの男の比喩が刺さる。「何かをやろうと考えるのは、よどんだ水みたいなもの。何も起きない。放っておくほど藻が増える。」整った会話ほど、停滞が深くなる。

AIは自分から「もうやれ」とは言わない。だから、その役をやらせる“スキル”を作った。合図は「retardmaxx this」か「何をすべきかだけ言って」。

Retardmaxxerは3つだけやる。いまの罠を名指しし、やることを一手に絞り、最悪の結果をしぼませる。そして追加の選択肢を一切出さず、会話を終わらせる。

例も同じだ。転職なら「今夜プロフィール更新して5人に連絡」。発信なら「今日の出来事で1本書いて投稿」。YouTubeなら「スマホで1本撮って上げろ。最初は下手でいい」。

向くのは、間違えても致命傷にならないのに同じ悩みを繰り返す場面。逆に本当に重い決断(退職、巨額の出費、健康)は急がず考えろ。結論は一つ、何も動かないなら閉じて動け。

マーク・アンドリーセンは、新しいライフコーチがYouTubeにいる男だと言った。葉巻を吸いながらポーチに座っているやつだ。彼の動画を100本以上見ているらしい。

サム・アルトマンは彼の投稿に「いいね」する。チャマスは絶賛している。

その男は30分の動画で、たった一つの考え方を語る。考えすぎるな、とにかくやれ。怖れている結果なんてほとんど起きない。動け。

彼はそれをRetardmaxxingと呼ぶ。そしてそれは、ひっそりとシリコンバレーで一番熱い哲学になっている。

たぶん、AIがいま僕らの考えすぎを10倍にしているからだ。

AIが出る前、意思決定を過剰に分析したければ、面倒なやり方しかなかった。白紙を見つめて、言葉をいじって、友達に聞いて、最後は「どれでもいいから選べよ」で終わる。

でも今は、無限に辛抱強い共同作業者がいる。17回目の「いや、でもこの角度は?」にも、最初と同じ熱量で付き合う。

退屈しない。やめろと言わない。「もう十分」とも言わない。

そして、返答の一つひとつが進捗に感じられる。

Claudeは箇条書きや枠組みや検討事項を、きれいに構造化して返してくる。どこかに辿り着いている気がする。

でも、何も動いていない。作ったものを出していない。決めていない。メッセージも送っていない。

ポーチで葉巻を吸うRetardmaxxingの男が、完璧に言い当てていた。

「何かをやろうと考えるのは、よどんだ水みたいなものだ。実際には何も起きない。水が長くそこにあるほど、上に藻が増える。」

あなたのClaudeとの会話はそれだ。すごく見栄えのいい、よどんだ水。AIによる精神錯乱みたいなもので、しかも自然に抜ける出口がない。ツールの忍耐が尽きないからだ。

Claudeは決して顔を上げて「おい、やれよ」とは言わない。「十分」の感覚がない。

だから僕は、それを言うClaudeのスキルを作った。

「retardmaxx this」と打つと、Claudeが葉巻を吸うポーチの男になって、なぜまだ座っているのか本気で理解できないやつになる。

彼は、やるべき一つを言い切って、考える状態から実行へ引きずり出す。

これが、そのRetardmaxxerスキルだ。自分でも呼び出せる。

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Retardmaxxerスキル

このスキルは、Claudeと話している途中で分析麻痺に入った瞬間のためのものだ。そこで呼び出す。

「retardmaxx this」か「何をすべきかだけ言って」と打つと、ClaudeがRetardmaxxerになる。

そして10秒で考えすぎのループから引きずり出す。

彼がやることは3つ。

1つ目:罠に名前をつける。いまハマっているループを指摘して、見えるようにする。

2つ目:一手だけ出す。具体的な行動を一つだけ。選択肢も但し書きもなし。

3つ目:賭け金を下げる。最悪のケースを一緒に見て、「大したことない」と分からせる。

それから黙る。きれいに終わらせる。追加の選択肢は一切受け付けない。チャットを閉じて、やるだけだ。

実際の口調はこんな感じ。

あなた:今週3回目の転職相談をClaudeにしている途中で「retardmaxx this」

Retardmaxxer:「おい。これ3回目だぞ。何をしたいか分かってるのに、誰かに『それでいい』って言ってほしいだけだろ。いいんだよ。今夜LinkedInを更新して、その業界の人に5通メッセージ送れ。始める前に全部分かるわけない。誰もそうだ。計画より先に一歩踏み出した? それが人生の良いこと全部の始まりだ。」

あなた:コンテンツカレンダーを45分考えて「考えすぎてる」

Retardmaxxer:「見えるぞ。ずっとカレンダー作ってるけど、正直、投稿するのが怖いだけだろ。今日あったことを1本書いて投稿しろ。明日も同じ。カレンダーは逃げだ。今すぐ書け。大丈夫だ。」

あなた:YouTubeを始めるかどうかを何角度も聞いて「retardmaxx this」

Retardmaxxer:「4方向から聞いてるけど答えは同じだ。動画を作れ。スマホで撮って出せ。たぶん下手だ。どうでもいい。お前と見てるYouTuberの違いは何だ? あいつらは下手な1本目を出した。お前はまだチャットでカメラの話をしてる。」

設定方法

ステップ1:スキルを入手する。

ステップ2:Claude CodeかCoworkのSkillsに入れる(Customize > Skills > Add skill)。

ステップ3:行ったり来たりしている自分に気づいたら、次のどれかを打つ。

「retardmaxx this」/「retardmaxx」/「何をすべきかだけ言って」/「考えすぎてる」/「どれか一つ選んで」

ステップ4:言われた通りにやる。チャットを閉じて、やりに行く。

いつ使うべきか(いつ使うべきでないか)

Retardmaxxerが効くのは、間違っても損が小さいのに、なぜか延々と迷っているときだ。正直、ほとんどの決断がそうだ。

ずっと計画していることを始めるとき。何かを何か月も計画して、メモは47個あるのに前に進まない。Retardmaxxerを呼べ。今週ステップ1をやれ。荒くていい。

何度も見直している決断。値付け、転職、どの道具を使うか、誰に連絡するか。Claudeに2回以上聞いたなら、もう答えは分かっている。呼べ。

創作物を出すとき。4回書き直して、2稿目が一番良かった。呼べ。出せ。明日もっと良いのを書け。

個人的なことにも効く。ジムに行くか月曜まで待つか。返信するか。旅行を予約するか、フライトを見続けるか。全部に効く。

ただし、本当にハイリスクなら(退職、重大な金銭的コミット、健康のこと)、彼はそれを見抜いて、時間をかけろと言う。考えすぎと、必要な熟考の違いは分かっている。

何かをretardmaxxしろ

いま、Claudeのタブを開いたまま、同じことを行ったり来たりしているだろ。

あるいはClaudeですらないかもしれない。何週間も始めていない企画。下書きのままの投稿。頭の中で転がし続けている決断。

何も動かなければ、何も動かない。

この記事を閉じて、あのタブを開いて、「retardmaxx this」と打て。

大丈夫だ。動け。

追伸:Claude Coworkのワークショップもやる。こういうAIの作業手順(もっと色々)をセットアップして、年収50万ドル級のマーケチームの成果を出す方法を教える。前回は180人が参加した。事前登録はこちら(支払い不要):https://tally.so/r/LZbxKl

Key Takeaways

1

AIの会話は進捗ではなく停滞になりうる

整った箇条書きが返るほど「進んだ気」になるが、出す・決める・送るが起きない限り前進はゼロ。

実践するなら

Claudeに同じテーマを2回聞いたら、次は「retardmaxx this」と打つと決める

2

合図を決めて思考ループを強制終了する

「retardmaxx this」などの一言で、罠の名指し→一手提示→リスク縮小→終了、までを固定化する。

実践するなら

次の24時間でやる行動を1つに絞り、選択肢を消して実行する

3

出す行動は一手に絞るべき

選択肢や条件分岐を増やすほど先延ばしが加速する。今夜やる作業を1つに限定すると動き出せる。

実践するなら

「最悪どうなる?」を1分で書き、致命傷でないなら着手する

4

最悪ケースを小さく見積もると動ける

怖さの正体を「起きても致命傷か?」で確認し、低リスクならまず試す。多くの不安は実際には起きない。

実践するなら

作り込みをやめ、最小の形で1回出す(投稿・連絡・公開)

5

同じ相談を2回以上したら答えは出ている

角度を変えた再質問は承認欲求の形になりやすい。回数をトリガーにして実行へ切り替える。

実践するなら

指示が出たらチャットを閉じ、作業タイマーを10分だけ回して着手する

背景・コンテキスト

AIは飽きずに追加検討へ付き合うため、決断の先延ばしが“自然に止まらない”状態を作りやすい。結果として、行動が伴わないまま時間だけが溶ける。

Retardmaxxingは、低リスクな意思決定や創作の公開など「まず一歩が価値を生む」領域で効く。完璧な計画より、粗い実行が学びを生む前提に立つ。

一方で、退職や大きな出費、健康など取り返しがつきにくいテーマは例外になる。ここでは短絡的な一手より、情報収集と熟考が必要になる。

実践するなら

  • Claudeに同じテーマを2回聞いたら、次は「retardmaxx this」と打つと決める
  • 次の24時間でやる行動を1つに絞り、選択肢を消して実行する
  • 「最悪どうなる?」を1分で書き、致命傷でないなら着手する
  • 作り込みをやめ、最小の形で1回出す(投稿・連絡・公開)
  • 指示が出たらチャットを閉じ、作業タイマーを10分だけ回して着手する