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仕事を辞めた無名エンジニアが 「買い切り生涯プランをぶっ込む」で 2ヶ月750万円。 月額課金を捨てて稼いだ全手口

8 min read2026年3月5日
仕事を辞めた無名エンジニアが 「買い切り生涯プランをぶっ込む」で 2ヶ月750万円。 月額課金を捨てて稼いだ全手口

ビジネス概要

事業タイプ

SaaS

フェーズ

拡大期

規模感

生涯プランが2か月で約$50,000(約750万円)

概要

Reddit上の会話をキーワードで収集し、宣伝先探しやリサーチに使える話題を見つけやすくするツール。

ターゲット

個人で起業しオンラインコミュニティを活用して収益化を目指すエンジニアの起業家

主な打ち手

解約者の声を受けて月額課金に加え買い切りの生涯プランを導入し、コミュニティでの自発的な紹介も取り込んだ。

30秒で分かる

1元エンジニアが2サービスで約1,100万円。

ほぼひとり運営のまま

The Hive IndexとGummy Search

月額課金に縛らず収益化した。

2仕事を辞めて場を探し回った。

宣伝費と時間が足りなかった。

オンラインの集まりを見て回った。

良さそうな場所をリスト化した。

3一覧サイトは月額が合わなかった。

利用者は1回見つけたら終わる。

そこで運営者向けに切り替えた。

目立つ場所のスポンサー掲載にした。

4丁寧な手作業が信頼を作った。

妹が手作業で追加と確認

今は1,000以上のグループ

その結果、月に約7万円になった。

5Redditの手間が次を生んだ。

宣伝先探しが手作業で大変だった。

キーワードで話題を集める仕組みを作った。

探す時間は1日10分まで減った。

一般公開してGummy Searchになった。

6本質は「使い方で課金を変える」。

月額が合わない人が多いと分かった。

解約者に聞き、生涯プランを作った。

2か月で約750万円($50,000)が入った。

コミュニティの応援が拡散を支えた。


ストーリーの流れ

Problem

作りはじめに月額課金だけに決めると伸びるチャンスを逃すことがある。

  • 月額課金は売上が読みやすい一方で、使われ方によっては不自然になり得る。
Insight

Fedは仕事を辞めて次に作るものの手がかりをオンラインコミュニティに探した。

  • 個人で起業する人たちが集まる場所を長い時間かけて見て回った。
  • 良さそうな場所をまとめたリストを作った。
Action

メモのようなリストが広まりThe Hive Indexとして公開され人気が出た。

  • 最初は友人に見せるためのメモだった。
  • 公開するとすぐに反応が集まった。
Insight

The Hive Indexは目的達成後に継続利用されにくく月額課金が合わない構造だった。

  • 利用者は気に入ったコミュニティを見つけると毎月使い続ける理由がなくなる。
  • 月額課金を付けると利用者から見て不自然になってしまう。
Monetize

Fedは利用者ではなくコミュニティ運営者からスポンサー掲載で収益化した。

  • サイトの目立つ場所に載せる形を選んだ。
Growth

妹の手作業による厳選追加がThe Hive Indexの信頼と広がりを支えた。

1,000以上のグループ掲載グループ数
  • 妹が面白い起業フォーラムやコミュニティを探してリストに追加した。
  • 中身を確認して選んで載せる丁寧さが強みになった。
  • 管理者とのつながりができポッドキャストやイベントに呼ばれることも増えた。
Monetize

広告や紹介料をやめてスポンサー表示に寄せたことで見た目を崩さず収益を得た。

月に約7万円ほど(約$500)The Hive Indexのスポンサー収益
  • 広告はサイトの見た目が崩れる感じがしてやめた。
  • スポンサーとして上位に表示する方法がいちばん自然だと感じた。
Problem

広告費もSEOに割く時間も限られThe Hive Indexの宣伝は人が集まる場所に頼らざるを得なかった。

  • FedはRedditをよく使って必要としている人を見つけようとした。
  • Redditではあからさまな宣伝が嫌がられ追い出されることもある。
Action

投稿で売り込まずコメントで会話に混ざって自然に紹介する運用に切り替えた。

  • 使っていた約50のコミュニティのうち追い出されたのは1つだけだった。
Action

宣伝先探しを自動化するプログラムを書き手作業の負担を減らした。

  • キーワードを入れると関連する話題を集めてくれる仕組みにした。
  • 宣伝先を探す時間は1日10分ほどにまで減った。
Action

自分用の仕組みを一般向けに整えてGummy Searchとして公開した。

  • ログイン、登録、データ保存ができる形に整えた。
  • いくつかのマーケティング系コミュニティに出して反応を得た。
Insight

Gummy Searchは宣伝探し以外にもビジネス案や競合調査など多用途に使われ始めた。

  • 利用者の目的が多様化していった。
  • Fedは反応を見てすぐに機能を足し要望に合わせて育てた。
Problem

Gummy Searchは毎月使わない利用者が多く月額課金だと解約されやすかった。

  • 必要なときに1回か2回使えば十分という人も多かった。
  • Fedは解約した人に理由を聞いた。
Action

解約理由を受けて買い切り型の生涯プランを作る決断をした。

  • 利用者からは一生使えるプランがあるなら買うという声が返ってきた。
  • 生涯プランは月額料金の約10か月分にあたる価格だった。
Monetize

生涯プランが短期間でまとまった資金を生み初期の成功を押し上げた。

2か月で5万ドル(約750万円)生涯プラン売上
  • 月額で迷っていた人たちが一気に生涯プランへ流れた。
  • 後に生涯プランの販売は止めたが価値の確認と改善資金の確保に役立った。
Growth

買い切りプランを紹介し合うFacebookコミュニティが自発的な口コミを生んだ。

  • 利用者が質問に答えFedの代わりに良さを説明する場面もあった。
  • Fedは広告費がない時期ほどコミュニティの応援が強いと学んだ。
Monetize

現在は月額課金に加えてデイパスも用意し利用頻度の違いで取りこぼしを減らしている。

  • 継続収益が理想だと考えつつ立ち上げ期には一回払いも有効だと位置づけた。
Growth

Gummy Searchは一回払いも含めて合計約1,100万円規模の収益につながった。

合計で約1,100万円ほど(約$75,000)Gummy Search累計収益
  • 一般的な継続売上とは少し違う形だと説明している。
Monetize

現在も月に約15万〜22万円ほどの収入がある。

月に約15万〜22万円ほど($1,000〜$1,500)現在の月次収入
  • 一回払いが多い構成でも収入を維持している。
Insight

落ち込んだときほど今使っている利用者と話し価値と不足を掘り当てる方針を取った。

  • 起業初期は解約が出るだけで自信が揺らぎやすい。
  • 何が役立っていて何が足りないのかを聞くのがいちばん効くと言う。
Scale

Fedは無理なペースを避け生活費のための仕事とプロダクト開発の比重を段階的に移すやり方を勧めた。

  • ゼロか100かになりやすい働き方の中間を選ぶべきだと述べた。
  • 焦りから短期的な判断ばかりする状態を避けやすくなる。

月額課金が当たり前になった今でも、「それしかない」と決めてしまうと、伸びるはずの芽を摘んでしまうことがある。

エンジニアだったFedも、仕事を辞めてから次に何を作るか迷い、手がかりを求めてオンラインコミュニティを長い時間かけて見て回った。宣伝に使えるお金も時間も限られる。そんな状況の中で、コミュニティの力を借りながら収益の形を変えていく。

結果として、The Hive IndexとGummy Searchの2つのサービスは、ほぼひとり運営のまま合計で約1,100万円規模(約$75,000)の収益につながった。月額課金にこだわらず、使われ方に合わせて試した選択が、どこで効いていったのか。

コミュニティをお金に変える、ひとり起業の話

SaaSと呼ばれるネットサービスでは、毎月お金を払ってもらう「月額課金」が定番になっている。毎月の売上が読みやすく、続けてもらいやすいからだ。

でも、作りはじめの時期に月額課金だけに決めてしまうと、逆に伸びるチャンスを逃すことがある。

エンジニアだったFedは、コミュニティをうまく使いながら、2つのサービスで収益の形を変えていった。The Hive IndexとGummy Search。どちらも大きなチームではなく、ほぼひとりで回しながら、合計で約1,100万円規模(約$75,000)の収益につながった。

鍵になったのは2つある。サービスの使われ方に合わせて「月額課金以外」も試したこと。そして、コミュニティからの強い応援を味方につけたことだ。

仕事を辞めて、コミュニティを探し回った

Fedはエンジニアとして働いていた。けれど、自分のアプリを作りたくなって仕事を辞めた。

次に何を作るか。そのヒントを探すために、個人で起業する人たちが集まるオンラインコミュニティを、長い時間かけて見て回った。そして「良さそうな場所」をまとめたリストを作った。

最初は友人に見せるためのメモのようなものだった。それが少しずつ広まり、やがてThe Hive Indexというサイトになった。公開すると、すぐに人気が出た。

月額課金が合わないサービスもある

The Hive Indexの目的はシンプルだ。「自分に合うコミュニティを見つけること」。

つまり、利用者は気に入ったコミュニティを見つけたら、もうこのサイトを毎月使い続ける理由がなくなる。こういうサービスに月額課金をつけると、利用者から見ると不自然になってしまう。

そこでFedは発想を変えた。お金を払うのは利用者ではなく、コミュニティの運営者。サイトの目立つ場所に載せる「スポンサー掲載」で収益化した。

The Hive Indexが伸びた理由

The Hive Indexが育ったのは、Fedひとりの力だけではない。妹の協力が大きかった。

Fedが開発や運営を進める一方で、妹は面白い起業フォーラムやコミュニティを探し、手作業でリストに追加していった。

ただ集めただけの一覧ではない。中身を確認して、ちゃんと選んで載せる。その丁寧さが強みになった。コミュニティの管理者ともつながりができ、ポッドキャストやイベントに呼ばれることも増えた。

今ではマーケティング、Web3、スケートボードなど幅広い分野を含む1,000以上のグループが載っている。有料メンバー制度があるか、ニュースレターがあるか、求人掲示板があるか、といった特徴でも分類されている。

無料コミュニティのほうが人は集まりやすい。でも有料コミュニティを探す人もいる。お金を払うことで参加者の本気度が上がり、安心できると考える人がいるからだ。

広告ではなく、スポンサーが自然だった

Fedは広告や紹介料の仕組みも試した。けれど、サイトの見た目が崩れる感じがしてやめた。

最終的にいちばん自然だと感じたのが、スポンサーとして上位に表示する方法だった。

The Hive Indexはこのスポンサー収益で、月に約7万円ほど(約$500)を生み出すようになった。無料で公開しているサイトとしては十分な結果で、次のサービスへ進むための入口にもなった。

Redditでの苦労が、次のサービスを生んだ

The Hive Indexを広めるために、FedはRedditをよく使っていた。広告にお金をかけられず、検索エンジン対策に時間を割く余裕もなかった。だから、人が集まる場所で「今まさに必要としている人」を見つけるしかなかった。

ただRedditは空気がある。あからさまな宣伝をすると嫌がられるし、コミュニティから追い出されることもある。

Fedが取った方法は、投稿で売り込むのではなく、コメント欄で会話に混ざりながら自然に紹介することだった。実際、使っていた約50のコミュニティのうち、追い出されたのは1つだけだった。

とはいえ、毎回手作業で「紹介できそうな会話」を探すのは大変だった。そこでFedは、キーワードを入れると関連する話題を集めてくれるプログラムを書いた。宣伝先を探す時間は、1日10分ほどにまで減った。

この仕組みは自分だけで使うにはもったいなかった。Fedは一般向けに公開することにした。ログイン、登録、データ保存ができる形に整え、いくつかのマーケティング系コミュニティに出した。

反応は大きかった。こうしてGummy Searchが広がっていった。

使い方は「宣伝探し」だけじゃなかった

利用者は会話を探すだけでなく、新しいビジネス案を考えたり、コンテンツ案を作ったり、競合を調べたりと、いろいろな目的で使い始めた。

Fedは反応を見てすぐに機能を足し、要望に合わせてサービスを育てていった。

月額課金が合わない人が多かった

Gummy Searchは便利だ。けれど、毎月使う人ばかりではない。必要なときに1回か2回使えば十分という人も多い。そうなると月額課金は不利になる。「今月はもう使わない」と解約されやすいからだ。

Fedは価格設定に悩んでいた。そんなとき、解約した人に理由を聞いた。

返ってきた答えはこうだった。

「サービスは好き。でも毎月は使わない。買い切りみたいに、一生使えるプランがあるなら買う」

Fedはここで決断する。思い切って「買い切り型の生涯プラン」を作った。

生涯プランが2か月で5万ドルを生んだ

Fedが用意した生涯プランは、月額料金の約10か月分にあたる価格だった。

月額で続けるか迷っていた人たちが、一気に生涯プランへ流れた。結果、2か月で数百件が売れ、合計で約750万円が入った($50,000)。

Fedは後に生涯プランの販売を止めた。それでも、初期の成功にとって重要だったと言う。サービスの価値を確かめられ、改善に使える資金も手に入ったからだ。

さらに追い風になったのが、Facebook上の「お得な買い切りプラン」を紹介し合うコミュニティだった。そこでは利用者が自発的に質問に答え、Fedの代わりに良さを説明する場面もあった。

Fedはここで学んだ。コミュニティは、広告費がない時期の事業を左右するほど強い。

Fed自身、SaaSの理想は月額課金のような継続収益だと考えている。けれど、立ち上げ期に生涯プランを出すことは、価値の確認、資金づくり、新しい利用者の獲得に役立つ場合がある。

今は月額課金に加えて、1日だけ使える「デイパス」のような仕組みも用意し、迷っている人を取りこぼさない工夫を続けている。

落ち込んだときほど、ユーザーと話す

Gummy Searchの収益は、これまで合計で約1,100万円ほど(約$75,000)になった。生涯プランのような一回払いも多いので、一般的な「継続売上」とは少し違う。それでも現在も月に約15万〜22万円ほどの収入がある($1,000〜$1,500)。

Fedはこれから、Reddit以外の場所にも対応を広げたいと考えている。宣伝はオンラインでの交流が中心だ。SNSで開発の進み具合を公開し、複数のコミュニティに投稿して利用者と会話している。

起業の初期は、気分が上下しやすい。うまくいっていると思った直後に解約が出て、自信がなくなることもある。

そんなときこそ、今使っている利用者と話す。何が役立っていて、何が足りないのかを聞く。それがいちばん効く、とFedは言う。

無理なペースを避ける

Fedは、短期間で次々にサービスを出す有名な起業家のやり方も参考にした。けれど、同じペースで大量に作ることは目指さなかった。

大切なのは「すばやく出す習慣」を身につけること。そう考えた。

個人で起業する人は、働き方が極端になりやすい。昼はフルタイムで働き、夜や週末に限界まで作業するか。逆に何もしないか。ゼロか100かになってしまう。

Fedがすすめるのは中間だ。生活費のためにフリーランスや契約の仕事をして、時間とお金の余裕を作る。プロダクトが伸びてきたら、少しずつそちらに比重を移す。

そうすれば、焦りから短期的な判断ばかりする状態を避けやすくなる。

Fedの話から見える収益化のヒント

  • サービスの使われ方によって、月額課金が合わないことがある
  • 一覧サイトのように「一度目的を果たしたら終わる」サービスは、スポンサーなど別の収益化が自然になりやすい
  • 利用頻度が低いツールは、生涯プランや短期パスがあると迷っている人を取りこぼしにくい
  • 価格設定のヒントは、解約者や利用者との会話から見つかる
  • コミュニティの応援は、広告費が少ない時期の大きな武器になる