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給料のいい仕事も漫画店も手放した男が、広告ゼロで売上約3億円の相談が絶えない会社を作るまで

9 min read2026年5月20日
給料のいい仕事も漫画店も手放した男が、広告ゼロで売上約3億円の相談が絶えない会社を作るまで

ビジネス概要

事業タイプ

Agency

フェーズ

拡大期

規模感

2021年に売上が約3億円規模に達する見込み

概要

企業の数字を集めて整理し、意思決定に使える形で見える化する「数字の専門チーム」を外部提供する事業。

ターゲット

短期間でデータ整備・可視化を進めたい企業の経営者/事業責任者

主な打ち手

広告を使わず、登録も求めない無料の解説記事を出し続けて「向こうから相談が来る」集客導線を作った。

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売上が約3億円規模に達する見込みだ。しかも広告に頼らず、情報発信だけで「向こうから相談が来る」状態を作り上げた。モントリオール・アナリティクスは、そんな成長を遂げている会社だ。

しかし、代表のシリル・マルケスの前半生は失敗続きだった。給料の良い仕事を自ら手放し、漫画店を開いては閉め、貯金も底をついた。何度もゼロから出直している。

それでも彼は、数字が好きという気持ちと学び続ける姿勢だけは手放さなかった。遠回りだらけの経験が、どうやって強みに変わっていったのか。順を追って見ていこう。

失敗だらけの前半から、急成長する会社の代表になるまで

シリル・マルケスは、遠回りだらけの起業家だ。5つの言語を話し、いくつもの国で暮らし、複数の会社を渡り歩いてきた。まだ40歳にもなっていない。

2019年、シリルは「会社の数字を整理して見える形にする」仕事を個人で始めた。それが少しずつ大きくなり、モントリオール・アナリティクスという会社になった。成長は速く、2021年には売上が約3億円規模に達する見込みだ。

ただ、ここまでの道のりは順風満帆ではない。飽きては転職をくり返し、香港では給料のいい仕事を自ら手放した。カナダでは漫画店を開いたが利益が出ず、閉めることになった。何度も環境をゼロからやり直し、お金の不安も抱え続けた。

それでもシリルは、「大きなことをやりたい」という気持ちだけは捨てなかった。

好きなことを大事にしながら、どうやって最後に勝ち筋をつかんだのか。その物語を追っていく。

世界を動き回って身についた適応力

シリルはフランス生まれだが、フランスにいたのは6歳までで、その後はインド洋のレユニオン島で育った。レユニオン島はフランス領で、人口は100万人に届かない小さな島だ。

島はアフリカとアジアに近く、家族で旅をする機会も多かった。引っ越しや文化の違いに慣れるのが早くなり、「どこでも生きていける力」が自然と身についた。この力が、のちに何度も助けになる。

2008年に金融と起業を学んで卒業し、香港で金融の仕事に就いたが、1年ほどで退屈になった。仕事は決まりきっていて、社内の駆け引きも多い。大きな会社の歯車の一つになる感覚が肌に合わなかった。

一方で、香港で一つの発見があった。シリルは数字を扱うのが好きで、表計算ソフトで整理するのが得意だった。数字をまとめたり作業の手順を整えたりする役目をよく任された。

2009年にフランスへ戻った後も、その得意分野を活かせる仕事に就き、数字を整える力を少しずつ磨いていった。

転職、買収、そしてカナダでの挑戦

2012年に同じ会社で3年ほど働いた後、シリルは営業の仕事に移ったが、その会社は1年で買収され、状況は一変した。

ここでシリルは思う。「自分でコントロールできない場所で働き続けるのは、もう終わりにしたい」

2013年に当時の恋人(今の妻)と一緒にカナダのモントリオールへ移住した。環境が大きく変わるなら、昔からの夢にも挑戦できると考えた。

夢の一つは漫画店。もう一つは、漫画や映画のイベントを運営する会社だ。やってみると楽しいしやりがいもある。好きな作品の世界に近づけたのも純粋にうれしかった。

しかし、現実は厳しく、利益が出なかった。1年ほどで店も事業もたたむことになり、貯金も大きく減った。

不安だらけの時期を変えた長い休み

2017年、後始末が一段落したころ、シリルは思い切って休むことにした。妻と東南アジアを5か月ほど旅する。

当時のシリルは、お金を使うのが怖くなっていた。次にどうやって稼ぐか、そればかり考えていた。でも旅をして、仕事を半年近く止めても何とかなった。

そこで気づく。「不安になりすぎていた」と。

2017年末にカナダへ戻ると、共同代表2人と新しいサービスを立ち上げた。複数のメッセージアプリにまとめて送れる仕組みを提供するサービスだ。

自分のお金もたくさん投じて、1年ほど本気で取り組んだ。だが広がらない。最後は技術を売る形で幕を閉じた。

理由ははっきりしていた。面白い発想でも「なくても困らないもの」だったのだ。参入のタイミングも遅かった。本当に必要とされる問題を解けていなかった。

2018年、シリルはもう一度会社員に戻り、数字の仕事をする。だがすぐ限界が来た。2019年半ばに退職し、個人で仕事を受ける形に切り替える。

ここから流れが変わる。

仕事が増えすぎて、選択を迫られた。規模を小さくして一人で続けるか、会社にして仲間を増やすか。休みが減るのは覚悟の上で、シリルは会社にする道を選んだ。

いろいろな経験が、強みになった

シリルは長い間、1つの会社に腰を落ち着けるより、1〜3年ごとに場所を変えてきた。普通なら「落ち着きがない」と言われるかもしれない。

だがその結果、数字を扱うツールや仕組みを幅広く知ることになった。

多くの人は同じ会社で同じやり方を深く習得する。一方シリルは、短いサイクルで新しいやり方を覚え続けた。だから「急いで仕組みを整えたい会社」にとって、頼れる存在になった。

会社を大きくし始めたころ、仕事を取るのは比較的スムーズだった。過去の挑戦で知り合った人が多かったからだ。そうしたつながりや、仕事を探す人が集まる場を活用しながら、少しずつ広げていった。

ただ、仕事が増えるほど一人では回らない。次に必要なのはチームだった。

仲間集めの難しさと、最初の大きな賭け

最初は外部の協力者に頼ることも考えた。だがシリルは、必要なときに確実に動ける体制にしたかった。そのため、会社の一員として働く仲間を増やす必要があった。

ところが、まだ小さな一人会社だ。働く側からすれば不安が大きい。面談しても断られることが続いた。

それでも声をかけ続け、最初の採用につながる。

きっかけは、仕事の相談をしてきた優秀な人だった。シリルは逆に言った。「一緒にやらないか」と。

人生で一番思い切った誘いだったとシリルは振り返る。なぜ引き受けてもらえたのか、今でもはっきりわからない。

次の採用は、感染症の流行で働き方が変わったタイミングだった。それ以降は「すでに仲間がいる会社」になり、採用は少しずつやりやすくなっていった。

事務面では妻の支えも大きかった。給料の支払い、保険の手続き、重要な決断の相談役。会社の外から冷静に見てくれる存在が、シリルを支えた。

モントリオール・アナリティクスは何をしているのか

モントリオール・アナリティクスは、会社の数字を集めて整理し、見やすく使える形にする手伝いをする会社だ。

イメージとしては、必要なときに必要な人数で動ける「数字の専門チーム」を外部から提供する。

会社では、短い期間だけ特別な知識が必要になることがある。そのたびに何人も採用するのは大変だ。そこで、まとめて頼めるチームとして機能する。

特徴の一つは、比較的新しいツールや仕組みを中心に扱うことだ。新しいやり方はできる人が少なく、社内だけでは対応しきれない。そこを助ける。

設立から2年ほどで、大手から小さな会社まで注目されるようになった。仕事の依頼は、広告で集めたわけではない。

記事や解説を公開し続けた。登録もメールアドレスも求めない。無料で役立つ情報を出し続けた。すると「これ、うちでもやりたい」「どうすればいい?」と相談が増える。結果として仕事はすべて「向こうから相談が来る形」になった。

今はリモート中心で30人以上のチームになり、売上もさらに伸びている。ただしシリルは、利益を最大化するより会社を強くする投資を優先している。

学びを中心に置く、少し変わった会社づくり

この会社が特に大事にしているのは「学び続けること」だ。

1週間のうち、顧客の仕事だけで予定を埋めない。一定の時間は、会社のための活動や学びにあてる。

新しいことを学ぶ時間を確保し、勉強会や講座、資料づくりに使う。人が成長すれば会社も強くなる。シリルはそう考えている。

読書も強くすすめている。技術書だけでなく、漫画を買うお金も会社が出す。読書には、その人の考え方や人柄が出る。そんな感覚があるからだ。

さらに、新しく入る人を育てる仕組みも作り始めた。数か月かけて教え、学んでいる間も給料を払う形まで考えている。人が足りないなら、自分たちで育てる。

給料を隠さないという選択

もう一つの特徴は、給料をはっきり見える形にしていることだ。役割ごとの基準をそろえ、誰がどのくらいもらっているかもわかるようにする。

交渉がうまい人だけが得をしたり、不公平が生まれたりするのを避けたい。合わないと感じる人もいるが、その場合は会社の文化に合わない人だと判断する。

うまくいったときは、仲間にきちんと還元する。その姿勢も大事にしている。

これからの目標

シリルは、2022年以降もさらに会社を大きくしたいと考えている。得意分野ごとにチームを増やし、翌年末までに80人規模を目指している。

成長のためにお金を使っているが、資金不足を大きく心配してはいない。外部から大きなお金を入れて急に変えるより、今のやり方のまま進みたい気持ちが強い。

急な成長によって余計なプレッシャーが増えることを、仲間が望まないかもしれない。そこも考えている。

同じ道を目指す人への助言

シリルが大事だと話すのは、こんなことだ。

  • 仕事を広げる助けになる相手と、いい関係を作る
  • 自分で対応できない仕事を、無理に受けない
  • 自分にできない仕事しかしない人を、いきなり雇わない
  • 最初は得意なことに集中し、好きで使いこなせるツールの近くにいる

特に強く言うのが3つ目だ。「自分でできないことだけをする人」を雇うと、仕事の良し悪しを見分けにくい。中身を理解できなければ、任せた後に確認ができないからだ。

それから、家族の理解も欠かせない。起業すると、どうしても仕事に時間を取られやすい。支えてくれる相手がいるかどうかは大きい。

短い期間でいろいろな仕事をしてきた人は、「どれも中途半端で深みがない」と思いがちだ。だがシリルの歩き方は違う。幅広い経験の積み重ねが、あとで強みになることがある。どんな経験にも学びがあり、それがいつかつながって大きな力になる。


ストーリーの流れ

シリル・マルケス カナダ

フランス生まれでレユニオン島で育ち、2008年に金融と起業を学んで卒業後、香港で金融の仕事に就いた。転職や会社の買収、カナダでの漫画店開業と撤退など失敗も重ねたが、数字を整理して見える形にする強みを磨き続けた。2019年に個人で「会社の数字を整理して見える形にする」仕事を始め、拡大に伴い法人化して会社を成長させた。

モントリオール・アナリティクス

Origin

シリル・マルケスは5つの言語を話し、いくつもの国で暮らしてきた。

  • フランス生まれだが6歳までしかフランスにおらず、その後はレユニオン島で育った。
  • 家族で旅をする機会が多く、引っ越しや文化の違いに慣れるのが早かった。
Origin

シリル・マルケスは数字を扱うのが好きで、表計算ソフトで整理するのが得意だった。

  • 数字をまとめたり作業の手順を整えたりする役目をよく任された。
  • 2009年にフランスへ戻った後も、得意分野を活かせる仕事に就いて力を磨いた。
Problem

香港の金融の仕事が退屈になり、大きな会社の歯車になる感覚が肌に合わなかった。

  • 仕事は決まりきっていて社内の駆け引きも多かった。
Problem

営業に移った会社が買収され、自分でコントロールできない環境で働き続けたくないと思った。

  • 状況が一変したことが転機になった。
Action

カナダのモントリオールへ移住し、漫画店とイベント運営の挑戦を始めた。

  • 当時の恋人(今の妻)と一緒に移住した。
  • 好きな作品の世界に近づけたことが純粋にうれしかった。
Problem

漫画店と事業は利益が出ず閉めることになり、貯金も大きく減った。

  • 環境をゼロからやり直し、お金の不安も抱え続けた。
Insight

長い旅で仕事を止めても何とかなり、不安になりすぎていたと気づいた。

  • お金を使うのが怖くなり、次にどうやって稼ぐかばかり考えていた。
  • 妻と東南アジアを旅したことが思考を切り替えた。
Action

共同代表2人と新サービスを立ち上げ、自分のお金も投じて取り組んだ。

  • 複数のメッセージアプリにまとめて送れる仕組みを提供するサービスだった。
  • 最後は技術を売る形で幕を閉じた。
Insight

サービスが広がらなかった理由を「なくても困らないもの」だったと結論づけた。

  • 参入のタイミングも遅かった。
  • 本当に必要とされる問題を解けていなかった。
Action

会社員に戻った後に退職し、2019年に個人で「会社の数字を整理して見える形にする」仕事を始めた。

  • 数字の仕事に戻ったがすぐ限界が来た。
  • 個人で仕事を受ける形に切り替えたことで流れが変わった。
Growth

仕事が増えすぎたため、会社化して仲間を増やす道を選んだ。

  • 規模を小さくして一人で続けるか、会社にして仲間を増やすかの選択を迫られた。
  • 休みが減るのは覚悟の上で会社にする決断をした。
Insight

短いサイクルで新しいやり方を覚え続けた経験が「急いで仕組みを整えたい会社」に刺さった。

  • 1〜3年ごとに場所を変えた結果、数字を扱うツールや仕組みを幅広く知ることになった。
  • 同じ会社で同じやり方を深く習得する人とは違う価値になった。
Growth

過去の挑戦で知り合った人脈や仕事を探す場を活用し、受注を少しずつ広げた。

  • 会社を大きくし始めたころ、仕事を取るのは比較的スムーズだった。
  • 仕事が増えるほど一人では回らなくなり、次に必要なのはチームになった。
Team

外部協力ではなく社内の仲間を増やす方針を取り、最初の採用に踏み切った。

  • 必要なときに確実に動ける体制にしたかった。
  • 面談しても断られることが続いたが声をかけ続けた。
  • 仕事の相談をしてきた優秀な人に「一緒にやらないか」と誘った。
Team

感染症の流行で働き方が変わったタイミングを経て、採用が少しずつやりやすくなった。

  • それ以降は「すでに仲間がいる会社」になった。
  • 事務面では妻が給料支払い、保険手続き、重要な決断の相談役として支えた。
Action

モントリオール・アナリティクスは会社の数字を集めて整理し、見やすく使える形にする支援を提供する。

  • 必要なときに必要な人数で動ける「数字の専門チーム」を外部から提供するイメージである。
  • 短い期間だけ特別な知識が必要な局面で、まとめて頼めるチームとして機能する。
  • 比較的新しいツールや仕組みを中心に扱い、社内だけでは対応しきれない部分を助ける。
Growth

広告に頼らず記事や解説の公開を続け、仕事が「向こうから相談が来る形」になった。

  • 登録もメールアドレスも求めず、無料で役立つ情報を出し続けた。
  • 「これ、うちでもやりたい」「どうすればいい?」という相談が増えた。
Scale

リモートを中心に30人以上のチームを形成し、2021年には売上が約3億円規模に達する見込みとなった。

売上が約3億円規模2021年見込み売上
30人以上リモート中心チーム規模
  • 設立から2年ほどで大手から小さな会社まで注目されるようになった。
  • 利益の最大化より会社を強くする投資を優先している。
Team

学び続けることを中心に置き、顧客業務だけで週の予定を埋めないよう運営した。

  • 一定の時間を会社のための活動や学びにあてた。
  • 勉強会や講座、資料づくりに時間を使った。
  • 新しく入る人を育てる仕組みも作り始めた。
Team

給料を見える化し、役割ごとの基準と支払い水準を共有する文化を作った。

  • 交渉がうまい人だけが得をしたり不公平が生まれたりするのを避けた。
  • 合わないと感じる人は会社の文化に合わない人だと判断した。
  • うまくいったときは仲間にきちんと還元する姿勢も大事にした。
Scale

得意分野ごとにチームを増やし、翌年末までに80人規模を目指した。

80人規模翌年末の目標
2022年以降拡大方針の節目
  • 2022年以降もさらに会社を大きくしたいと考えている。
  • 外部から大きなお金を入れて急に変えるより、今のやり方のまま進みたい気持ちが強い。
  • 急な成長によるプレッシャーを仲間が望まない可能性も考えている。

3層インサイト

2019年にシリル・マルケスは「会社の数字を整理して見える形にする」仕事を個人で始め、それがモントリオール・アナリティクスという会社になった。
モントリオール・アナリティクスは2021年に売上が約3億円規模に達する見込みだ。
シリルは2008年に金融と起業を学んで卒業し、香港で金融の仕事に就いたが1年ほどで退屈になった。
2012年に同じ会社で3年ほど働いた後に営業へ移ったが、その会社は1年で買収され状況が一変した。
2013年に当時の恋人(今の妻)とカナダのモントリオールへ移住し、漫画店とイベント運営に挑戦したが利益が出ず、1年ほどで事業をたたみ貯金も大きく減った。

顧客獲得は、広告よりも「無料で役立つ情報の継続公開」によって相談流入型の状態を作れる場合がある。

根拠

-設立から2年ほどで大手から小さな会社まで注目され、広告ではなく記事や解説を無料で公開し続けた結果、仕事の依頼が「向こうから相談が来る形」になった。

プロダクトが「なくても困らない」領域だと、時間と資金を投じても拡大しにくく、終了判断が必要になる。

根拠

-2017年末に共同代表2人と新サービスを立ち上げ、自分のお金も投じて1年ほど取り組んだが広がらず、最後は技術を売る形で終了した。

需要が増えた段階では、個人継続か組織化かの意思決定が成長の分岐点になる。

根拠

-2018年に会社員へ戻った後、2019年半ばに退職して個人で仕事を受ける形に切り替え、仕事が増えたため会社化して仲間を増やす道を選んだ。

複数の環境・役割を短い周期で経験すると、特定領域の「仕組み化・整理」能力が磨かれ、変化への対応力が強みになりうる。

根拠

-シリルは2008年に金融と起業を学んで卒業し、香港で金融の仕事に就いたが1年ほどで退屈になった。

-2012年に同じ会社で3年ほど働いた後に営業へ移ったが、その会社は1年で買収され状況が一変した。

大きな失敗や資金不安を経験しても、一定期間仕事を止めるなどの試みを通じて、リスクへの感覚を見直すことができる。

根拠

-2013年に当時の恋人(今の妻)とカナダのモントリオールへ移住し、漫画店とイベント運営に挑戦したが利益が出ず、1年ほどで事業をたたみ貯金も大きく減った。

-2017年に妻と東南アジアを5か月ほど旅し、仕事を半年近く止めても何とかなったことで「不安になりすぎていた」と気づいた。

広告費をかけずに見込み客からの相談を増やしたい。

1見込み客がつまずく論点をテーマに、解説記事や手順書を定期的に公開する。
2資料請求や登録を必須にせず、無料で実務に使える情報として公開し続ける。
3公開コンテンツへの反応や相談内容を記録し、次に出すテーマを相談頻度の高い順に更新する。

新規サービスが伸びず、続けるべきか撤退すべきか判断したい。

1顧客が「なくても困らない」状態かどうかを、代替手段・現状運用・支払い意欲の3点で確認する。
2一定期間の検証期限を決め、期限内に広がりの兆しが出ない場合は撤退または資産売却などの終了形を設計する。
3参入タイミングや競合状況を整理し、勝ち筋がない場合は別領域へピボットする。

個人で受託・業務が増え、キャパ超過で品質や納期リスクが出ている。

1今後の成長方針を「一人で続ける」か「組織化する」かで明確に分け、前提(稼働時間・責任範囲)を文章化する。
2組織化する場合は、まず再現性の高い作業から手順化し、役割分担できる単位に分解する。
3採用や協力者の追加を前提に、受ける案件の選定基準(難易度・納期・単価・必要スキル)を設定する。